金沢は食べ物がうまい。ということは酒もうまい。おかげさまで2日連続で飲みまくって、我々が宿泊しているホテルは寝るだけの場所となった。安いホテルで良かったと心底思っている。
3日目はレンタカーを借りて福井県へ。「永平寺」に行きたいというママのリクエスト。
金沢から永平寺は北陸自動車道を使って車で約1時間。まあまあ近い。
運転は私だ。これでもゴールド免許ですねん。
禅で有名なとこ、ということしか知らなかったので行く前にちょっと調べてみた。
永平寺は、1244年に禅僧・道元によって開かれた寺院。日本を代表する禅の修行道場として知られ、現在も200人前後の修行僧が生活し、厳しい日課の中で坐禅・読経を行っている。

観光地でもあるが、実態はガチの修行の場。写真はOKだけど、坊さんは撮っちゃダメとのこと。

兼六園もそうだが、ここ永平寺の景色も四季折々の顔があるそうだ。聞くところによると雪の積もった永平寺はなんともいえない美しさらしい。秋は秋で紅葉が綺麗だが、雪国生まれのわたしとしては、そんな真っ白に染まった永平寺も見てみたかった。
建物は全て回廊でつながっている。ゲーム、鬼武者のステージのようだ。
中はめちゃ広いぞ。

この広さにもかかわらず隅々まで掃除が行き届いている。修行僧の方々が日々念入りに掃除しているのが感じ取れる。
木造の寺の中を歩き続けることで邪念が消えた…気がする。日によっては座禅体験もあるみたいなので、次に来る機会があればぜひ参加してみたい。
永平寺を観光すること1時間。移動と歩きで腹が減った我々は、福井県名物ソースカツ丼を食べに。
福井出身のお客様に「ヨーロッパ軒」通称「パケン」をおすすめされたんだけど、この日は定休日だったので永平寺近くにあったそば屋さんに入る。ソースカツがメニューにあった。

ペラペラで衣もサクサクしていない、ソースに浸したお弁当のおかずのようなトンカツ。想像していたのと違ってたけどこれはおいしい! ご飯が進むぜ。

腹ごしらえも済んだので、お次は 東尋坊へ。
日本を代表する断崖絶壁で、地元の人に聞くとだいたい「自〇の名所」という答えが返ってくる。
永平寺から更に車で1時間。
着くなり我々はなぜか浜焼きのつまみ食い。
ウニ!


うまい。もう思い残すことはない。それでは断崖絶壁へ行こう!

初めて見たけど圧巻!
白波が立つほどに波が荒い。
雫がひたすら「火曜サスペンス!」とかほざいていた。
この形は「柱状節理」といって非常に珍しいものらしい。日本海の荒波が何千年もかけて削り取ってこんな形になったそうだ。自然の力は偉大である。
青森にも仏ヶ浦というやばい岩山が並ぶ海岸があるが、同じくらいの迫力だ。

さてここで一つ小話を。
平安時代、この地域に「東尋坊」という粗暴で乱暴な僧侶がいた。
彼は酒に酔って暴れるなど素行が悪かったため、多くの人から嫌われていた。
そんな東尋坊を見かねた仲間の僧たちがある日、「もう我慢ならん」と、彼をこの断崖に連れ出し、突き落として殺してしまった。
その霊が荒れ狂い、しばらくの間海が荒れ、大時化が続いたそう。
これが東尋坊という地名の由来である。いやあロマンあるわ。実話であって欲しい。


そして東尋坊でもっとも驚いたのがこれ。
偽どらえもん

タケコプターは扇風機の羽。手足はペットボトル。頭はペンキを塗ったブイ。漂流物で作ったのだとしたらある意味芸術的だ。わたしも無人島に遭難したらこういうものばかり作ってるかもしれない。
金沢と福井の往復はなかなかにハードだったけど、観光できてよかった。百聞は一見にしかず。永平寺も東尋坊も実際の景色は想像を超えて美しかった。日本にはまだまだ素敵な場所がたくさんある。
というわけで二泊三日の金沢旅行はあっという間に終わってしまった。帰りの新幹線では、酒を飲んではちょい眠る、起きてまた酒を飲む、の繰り返し。結局我々水商売人は仕事だろうと休みだろうと関係なく飲むんだろうな、と実感しました。

めっちゃ楽しかった! いやあ、旅はいいですねえ。次はどこに行こう?


